極めるための回り道
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬友喜です
おはようございます。
「○○を極める」 っていうと、とってもかっこいいですし、奥深い感じがしませんか?
達人とか名人とか、そんな雰囲気すら漂う「極める」というコトバ、とってもステキですよね。
ただ、個人的には極めるにしても極め方がとっても大切なように思うんです。
たとえばトランペットを吹奏楽で始めた人は当然吹奏楽のトランペットが好きです。
なので、吹奏楽のトランペットを極めようといろいろな吹奏楽曲を聞いて学習をします。
それはそれで素晴らしいことなのですが、広く音楽の世界を見渡してみると、吹奏楽というのはほんの狭い世界の中にすぎないんですよね。
やはりその先にオーケストラもあるし、ジャズだってポップスだってあるわけです。
なので、極めるために必要なことは、今よりもう少し視野を広げて回り道をすることなのかなと最近良く思うんです。
ピアノの場合でもそう。
クラシックピアノをずっとやってこられた方にとって、いわゆるクラシックのピアノ曲の練習は極めるための一歩ではありますが、その先には色々なジャンルのソロ演奏はもちろん、オーケストラとのコンチェルトなんかも含まれてきます。
なので、ピアノのソロだけじゃなく室内楽や交響曲なんかも勉強する必要があると思うんですよね。
「そんなえらっそうなこと言ってお前はどうなんだよ!」って言われそうですが、実は私自身もその辺りの勉強が不足していたなぁというのを痛感するここ数年なんです。
一応ピアノの専門家ではありますが、クラシックはもとより他のジャンルの勉強をあまりできてなくって。
なので、自戒の念も含めて、ではありますが。
視野を拡げることがとっても大切。少し背伸びをして見えた先の景色がまた新しい発見になるんだと思います。
がんばらなきゃいけませんね。